お役立ち情報・BLOG
【 第61回・労務管理を会話で学ぶ 🤔 】 「2023年度協会けんぽの保険料率」
全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率および介護保険料率は、例年3月分(4月納付分)から見直しが行われています。
今回は2023年度の保険料率についてのお話です。
実際の現場では、リアルな疑問が?? 早速、現場をのぞいてみましょう!
先日、『協会けんぽ便り』で『2023年度の健康保険料率・介護保険料率』のお知らせを見つけました。
早速、協会けんぽのサイトより令和5年3月分の保険料額表を印刷しました。
静岡県は 9.75% になりました!
原則、3月分の保険料は4月支給給与から控除しないといけませんから、新・保険料額表の準備をされているのはすばらしいです👏
ありがとうございます🤩
そういえば先日…愛知県の会社に勤務している友人と健康保険料の話になりましたが、友人の健康保険料が高いようでした。
同じ協会けんぽで同じ静岡県に住んでいるのに、料率が違うのでしょうか??
そうなんです。
同じ県に住んでいても勤務先が加入している協会けんぽの各都道府県支部別に設定されています。
ご友人の勤務先は、おそらく 協会けんぽの愛知県支部 ではないかと思います。
47 都道府県のうち、前年度より健康保険料率が引上げとなったのが13、引下げとなったのが33、変更なしが1でした。
そして、もっとも高い保険料率は佐賀県の10.51%、もっとも低い保険料率は新潟県の9.33%となっていて、
佐賀県と新潟県の保険料率の開きはかなり大きなものになっています。
ちなみに静岡県の周りでは…
愛知県は10.01%で↑、岐阜県は9.80%で↓ となりました。
えーー知りませんでした。
お隣の県なのに、上がったり下がったりなんですね👀
『協会けんぽからのお知らせ』をご覧になったことはありますか?
協会けんぽ便りに同封されていますが協会けんぽのサイトでも確認できます。
<保険料率については次のように案内しています>
保険料率は都道府県ごとに異なります。各都道府県の加入者一人当たりの医療費に基づいて算出しています。
加入者の皆さまの取組で、医療費の伸びを抑えることができれば、保険料率の伸びを抑えることができる仕組みとなっています。
保険料率を抑える取組として最も需要なのは、健康づくりに取り組んでいただくことです。
なるほど!
同じ支部の皆が健康で受診しなければ健康保険料が引き下げられる仕組みなんですね。
でも、協会けんぽの介護保険料率は全国一律だったと思いますが…
おっしゃる通り、介護保険料率は協会けんぽの支部が違っても同じ率!です。
2023年3月分の介護保険料率は 1.82% です。
介護保険の保険料率については、「単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬額で除したものを基準として保険者が定める」と健康保険法で定められているのです。
保険者ごと…なので、協会けんぽの支部ごとでは違わず皆同じ料率ということですね。
保険者が決めますので、公務員や国民健康保険加入者などとは納める介護保険料は違います。
よくわかりました😄
ありがとうございました!!
POINT
①協会けんぽの健康保険料率は都道府県ごとに定められ、被保険者等の取り組みが反映されている。
②協会けんぽの介護保険料率は全国一律!同じ料率である。
③保険者が決めるので、公務員や国民健康保険加入者などとは納める介護保険料は違う。