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【 第6回・労務管理を会話で学ぶ 🤔 】 「テレワーク導入の留意点」
テレワークを導入する際の流れや留意点について
新型コロナウィルス感染症の流行がいつまで続くのか分からない状況の中、テレワークの導入を検討している企業は何から始めればよいのでしょうか?
実際の現場では、リアルな疑問が?? 早速、現場をのぞいてみましょう!
当社では、新型コロナウイルス感染症(以下、「新型コロナ」という)の感染拡大防止の観点から緊急的にテレワークを導入したのですが、うまく進んでないように感じています。
ゼロから考え直したいと思うのですが、どのように進めればよいのでしょうか?
御社同様に、テレワークを導入したものの運用で課題が出てとりやめた企業も多いようです。
一方で、厚生労働省は感染症対策としてテレワークの実施を推奨しており、その流れとして
①実施に向けての検討(業務の切り出し・対象者の選定・費用負担)
②セキュリティのチェック
③ルールの確認(労務管理)
④作業環境
のチェックを4つにまとめています。
これまで社内で行っていた業務が自宅でもできるようにパソコンを自宅に持ち帰り、自宅のインターネット環境に接続することで在宅勤務を進めてきました。
確かにテレワークに適した業務かの確認は行わず、また、インターネット環境が自宅でも整っている前提で進めていました。
1)テレワークに適した業務
2)会社に出社して行った方がよい業務
これに加え…
3)何らかの工夫をすることでテレワークに適した業務に変わる業務
があると思います。
例えば紙で保存していたものをクラウドに保存したり、Web会議システムを導入する等、
考えるべきポイント💡がありそうです。
確かにそうですね。
全員一律に「週3日はテレワークをすること」と指示が出されましたが、業務内容によってはテレワークが適さない従業員もいます。また、インターネット環境の調査をしませんでしたが、従業員やその家族が契約しているインターネット環境を使うとしても、ウイルス対策ソフトのアップデート等、セキュリティ面の注意が必要になりますね。
おっしゃる通り、セキュリティ面は大変心配です。
テレワークでは通常、従業員の働いている状況が見えないため、コミュニケーションの量も質も低下し、労働時間の管理もあいまいになりがちです。こちらもクラウドの勤怠管理システムを導入し、自宅でも打刻できるようにするといった工夫が必要になるのでしょう。
ところで、チェックの4つ目!
「④作業環境のチェック」というのは、どんなことに注意するのでしょうか。
自宅の温度や湿度、照明の状況、机の高さや椅子の座り心地等、多岐にわたります。先ほどのインターネット環境も含め、テレワークを実施することで発生する費用もありますので、これを労使のいずれが、どの程度負担するかということも決めておく必要がありますね。”在宅勤務規程”等を作成しておくと安心です💛
自宅の状況までですかぁ…
「緊急的に導入したテレワーク」ですので、大いに改善の余地がありそうです。
ありがとうございました。
POINT
① テレワークを導入するときには、運用面の検討を行う必要がある。
②テレワークを実施することにより発生する費用の負担は、事前に取り決めが必要となる。