浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所認証制度
専門審査員として村松が行く!
浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業の専門審査員として全33事業所を訪問・審査
浜松市では平成28年度から「浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所」として、浜松市内で仕事や生活の場におけるあらゆる活動で、自らが希望するバランスで展開できる職場環境の整備やそれに対する取り組みを行っていたり、女性の活躍を推進している事業所に対する認証・表彰制度を開始しました。記念すべき第1回となる募集では33事業所からご応募があり、その中から審査の結果、30事業所が認証を受けることができました。誠におめでとうございます。
村松事務所が本事業の立ち上げを支援し、私自らが専門審査員として全33事業所を訪問・審査させていただきましたが、いずれの企業も労務環境整備に対して非常に前向きで真剣に取り組まれている様子が伺えました。地方創生が叫ばれる中、静岡県にこのような働き方改革に真剣に取り組む企業が益々増えていけば、地方都市の経済活性化に必ず繋がるはずだと思います。これからも、弊社は社会保険労務士法人として使命感を持ち、労務管理で社員の成長と企業の発展を支援すべく、全力で取り組んでいきたいと思います。
この度「広報はままつ」8月号のワーク・ライフ・バランス特集記事で、働き方改革の専門家として取材を受ける機会がありましたので、ご案内させていただきます。
私のコメントは次のとおりです。
「近年の人口減少に伴い、今、企業の間では労働力を取り合う状況です。働く人は、仕事も生活も充実させることができる会社を選ぶ傾向にあります。企業にとって、ワーク・ライフ・バランスの推進は労働力の確保のために重要なことなのです。また、働きやすい職場は、企業のイメージアップにつながります。ワーク・ライフ・バランスを推進することそのものが、企業の『経営戦略』の一つとなっているのです。
『ワーク・ライフ・バランスがとれている状態』というのは人によって違い、人生の段階によっても変わります。また、高齢者や障害のある人、病気の人なども含めて、あらゆる人が活躍できるような『多様な働き方』を考えることが必要です。取り組む上では、ただ『残業を減らす』『休みを増やす』というような一つの捉え方にとらわれるのではなく、その人にとって最適な働き方を尊重できる環境を整えることが大切です。
働き方改革というと、企業が主体となって取り組んでいくものというイメージがありますが、働く側の皆さんも、『どうしたら今よりも効率よく仕事ができるか』を意識することは大切なことです。職場のみんなが意識を持ち、足並みをそろえて考えることで、ワーク・ライフ・バランスを実現できる働きやすい職場を目指していけるのではないでしょうか。」
そして、特に優れているまたはユニークな取り組みをしているとして「遠鉄システムサービス株式会社様」「株式会社第一印刷様」「株式会社長坂養蜂場様」「有限会社益山様」の4事業所が表彰を受けました(50音順)。日頃、中小企業の社長から「労働法なんて守れるわけがない」「働き方改革なんてやったら会社が潰れちゃうよ」と聞くことがありますが、今回表彰を受けた企業は決して大企業ばかりではありません。地元の製造業、建設業、サービス業です。いずれの受賞企業もできることから少しずつ取り組まれてきた結果だと思います。より強い企業をつくるために、中小企業も積極的にワーク・ライフ・バランス、働き方改革を推進していただきたいと思います。
第一印刷様と益山様の社長インタビューと職場風景の写真をいただきましたので、ご案内させていただきます。